プロとアマ
クラブを握ってツアートーナメントに出れば、プロもアマもそしてジュニアさえも、同じ土俵で戦うことになります。
そこには、ハンデはなく、ただ、ホールを重ね、いかに少ない打数で競うかだけのスポーツがゴルフツアートーナメントです。
マッチプレー以外では競う相手が目の前にいないので、自分の実力だけが問われるということにもなります。
実力はプロになって初めて、真価を問われます。アマ時代にいくらすばらしい成績を残しても、プロになって成績が残せるとは限りません。逆もまた然りです。
私は、ゴルフをスポーツとして考えた場合、ジュニアからどういう目標、どういうプランを立てていくかが、将来において最も重要だと思っています。
話は変わりますが、プロとアマのの競技での違いは、主にコースセッティングとスコアレベルの高さです。本場アメリカではそのレベルがもっと上がります。
アマの競技は一日平均、2アンダーくらいが優勝ラインでしょう。
ですがプロトーナメントは違います。
一日平均4アンダーを出さないと、優勝争いには絡めません。
さらにセッティングが違います。ラフの長さ、グリーンの硬さ、速さが数段違います。
そういうコースでの経験値の少ない、アマはなかなかそこではアンダーをだすことができないのが実情です。
以前、ジャンボ尾崎さんが言っていました。
「ラフを伸ばして、グリーンをパンパンに硬くして、速くすれば、どんなやさしいコースでも難しくなるよ」
逆にラフが短く、グリーンが柔らかければ、やさしいコースになるということです。
もうすぐ梅雨時期で、雨を見方に、また考え方を変えれば、好スコアも期待できます。
報告です。
正木謙悟さんが40ヤードほど飛距離を伸ばし、267ヤードを記録しました(この後271ヤードも記録)溝田INSの指導で週一回のレッスンに来ていただいています。
ほぼ体の正面でインパクトを迎えています。これはタイミングが合っている証拠です。次は300ヤードを目指し、競技にもどんどん出てほしいと思います。これからもがんばってください。
また、5月26日グランシエロGCでラウンド指導をしました。次の日の27日は同コースでジャパンジュニアプレーヤーズの中部大会がありました。
佐藤愛絵の9番セカンドショット、コースでもしっかり振れてきて、伸びのあるフォロースルーです。この日は76でラウンドしました。
小薮誠人の11番インパクトです。アイアンでのインパクトが入射角がよくなり、強いボールも打てるようになってきました。前半は6番終わって1オーバーとゴルフが変わってきました。
佐藤愛莉の9番、ティーショット。ボールが強くなり、飛んできました。この日は78でラウンド。次の日の試合では77でラウンド。
鈴木海咲の9番ティーショット。キャリーで230ヤードを超えることもあり、小さい体でよく飛んでいます。この日は81でラウンド、次の日の試合では80でラウンド。
山内一輝の14番セカンド。11歳ながら大人のスイングに見えます。バックスイングは今、調整中です。この日は77でラウンド、次の日の試合では79でした。
北村悠真のティーショット。インパクトで弓のようにシャフトがしなり、ボールが飛んできました。ちなみに最近ドライバーを替えて、Rシャフトにしました。次の日の試合では76で回り、チャンピオンシップへの出場が決まりました。
鍋谷太一のセカンドショット。ときどき左への曲がりが大きくでます。しっかり腕を磨いて、コントロールできるようになってほしいです。次の日の試合では73で回り、チャンピオンシップへの出場が決まりました。
それに向けて練習を積んでほしいと思います。